cultură şi spiritualitate
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/21/120400590/?P=2
ほとんどの駅で1時間ほど停車するので、旅行者はゆっくり散策することができる。列車では食事は出ないので、私たちは、塩漬け肉、フォカッチャ、モッツァレラチーズ、カチョカバロチーズなどの地元の食材を出すレストランを探した。自力で探すのは面倒という人は、ガイド付きのサイクリングツアーや徒歩でのツアーに参加するといいだろう。
列車にはさまざまな人が乗っていた。年配の人の多くは、この路線で通勤していた若い頃を思い出すと言っていた。人々がこの列車に乗る理由はいろいろだ。ある女性グループは、年に一度の休暇のために一等車を貸し切っていた。またある男性は、愛犬を窓に近づけて、一緒に景色を楽しんでいた。
鉄道は、イタリアの文化や歴史を語る上で欠かせない要素であり、スルモーナ=カルピノーネ線はその象徴的な路線の1つだ。イタリアにおける鉄道建設の全盛期は1860年から1873年にかけてで、イタリア統一の時期と重なっている。長らく多くの小国に分裂していたイタリア半島は、数十年にわたる紛争を経て、この時期にようやく1つの国として統合され、現在の形になった。
イタリアでは1900年代初頭にインフラの見直しが行われた。最初の鉄道は蒸気機関車だった。自動車が特権階級だけのものだった時代に、数十の鉄道路線が次々に誕生し、多くの人々を互いに結びつけた。鉄道が発達した時代は、動物の力に代わって蒸気が使われるようになった、イタリアの産業革命期と重なる。その後、蒸気に代わって電気やディーゼルが主な動力源となっても、鉄道は進歩と近代化の象徴であり続けた。
スルモーナ=カルピノーネ線は、産業革命の直前に開通し、瞬く間に未来への期待の象徴となった。開業以来、鉄道は戦争や地滑りなどの自然災害をいくつも乗り越えてきた。
第二次世界大戦中には、この地方の駐留地に物資を運ぶという重要な役割を果たしたが、ドイツ軍によって破壊されてしまった。修復には何十年もかかり、1960年代にようやく修復が完了した頃には、すでに利用者は減少していた。
1980年、新たな愛称がこの路線への関心を呼び起こした。ジャーナリストで作家のルチアーノ・ゼッペーニョ氏が、沿線の山岳風景に感銘を受け、記事の中で「小さなシベリア鉄道」と称したのだ。もちろんシベリアに近いところを走っているわけではないのだが、この愛称は定着し、観光客を呼び込むようになった。
2014年、州の機関であるイタリアFS財団は、スローでサステナブルな観光を活性化するプロジェクトの一環として、この地方の10の鉄道路線を再開させた。復活した鉄道は大人気を博し、2019年の利用者数は3万1000人にのぼったが、その後、コロナ禍がやってきた。長期にわたる運行停止を経て、今年6月に再開された鉄道は、週末のみ1日1本の運行で、定員の70%しか乗車できないが、温かい歓迎を受けた。
12月から1月末までのホリデーシーズンには、マスク着用や入退場レーンの分離などの対策をとった上で、運行本数を増やす予定である。
スルモーナ=カルピノーネ線の車掌のマルチェロ・ダミーコ氏は、「私にとって、鉄道は、最高の発見と冒険を意味します」と語る。「なかでも刺激的なのは、通勤客から学生まで、いろいろな人と知り合えることです。列車の中には無数の物語があり、それらは毎回違っています」
私が乗車したのは晩秋だった。午後にアブルッツォ州の高原を走り抜けるとき、山の斜面は赤や金色に染まっていた。しかし、風景は季節ごとに異なる色に染まる。冬には山々の頂は雪に覆われ、夏には草原がエメラルド色に輝く。
終着駅のカルピノーネから、旅の出発点であったスルモーナまではノンストップで戻る。帰り道は、昔の甘い夢から覚めたような気分になる。
夜になるとランプが車内を温かく照らし出すが、昔ながらのランプには細心の注意が必要かもしれない。闇が訪れたら、山の斜面の小さな町のささやきのような光を見られるだろう。
文、写真=Chiara Negrello/訳=三枝小夜子
Numar de steaguri: 273
Record vizitatori: 8,782 (3.04.2011)
16,676 (3.04.2011)
Steaguri lipsa: 33
1 stat are peste 700,000 clickuri (Romania)
1 stat are peste 100.000 clickuri (USA)
1 stat are peste 50,000 clickuri (Moldova)
2 state au peste 20,000 clickuri (Italia, Germania)
4 state are peste 10.000 clickuri (Franta, Ungaria, Spania,, Marea Britanie,)
6 state au peste 5.000 clickuri (Olanda, Belgia, Canada, )
10 state au peste 1,000 clickuri (Polonia, Rusia, Australia, Irlanda, Israel, Grecia, Elvetia , Brazilia, Suedia, Austria)
50 state au peste 100 clickuri
20 state au un click
1.EDITURA HOFFMAN
https://www.editurahoffman.ro/
2. EDITURA ISTROS
https://www.muzeulbrailei.ro/editura-istros/
3.EDITURA UNIVERSITATII CUZA - IASI
https://www.editura.uaic.ro/produse/editura/ultimele-aparitii/1
4.ANTICARIAT UNU
https://www.anticariat-unu.ro/wishlist
5. PRINTRE CARTI
6. ANTICARIAT ALBERT
7. ANTICARIAT ODIN
8. TARGUL CARTII
9. ANTICARIAT PLUS
10. LIBRĂRIILE:NET
https://www.librariileonline.ro/carti/literatura--i1678?filtru=2-452
https://www.librarie.net/cautare-rezultate.php?&page=2&t=opere+fundamentale&sort=top
14. ANTICARIAT NOU
https://anticariatnou.wordpress.com/
15.OKAZII
https://www.okazii.ro/cart?step=0&tr_buyerid=6092150
16. ANTIKVARIUM.RO
17.ANTIKVARIUS.RO
18. ANTICARIAT URSU
https://anticariat-ursu.ro/index.php?route=common/home
19.EDITURA TEORA - UNIVERSITAS
20. EDITURA SPANDUGINO
21. FILATELIE
22 MAX
http://romanianstampnews.blogspot.com
23.LIBREX
https://www.librex.ro/search/editura+polirom/?q=editura+polirom
24. LIBMAG
https://www.libmag.ro/carti-la-preturi-sub-10-lei/filtre/edituri/polirom/
https://www.libris.ro/account/myWishlist
http://magiamuntelui.blogspot.com
27. RAZVAN CODRESCU
http://razvan-codrescu.blogspot.ro/
28.RADIO ARHIVE
https://www.facebook.com/RadioArhive/
29.IDEEA EUROPEANĂ
https://www.ideeaeuropeana.ro/colectie/opere-fundamentale/
30. SA NU UITAM
31. CERTITUDINEA
32. F.N.S.A
https://www.fnsa.ro/products/4546-dimitrie_cantemir_despre_numele_moldaviei.html
Această retea este pusă la dispoziţie sub Licenţa Atribuire-Necomercial-FărăModificări 3.0 România Creativ
1. Radu Sorescu - Petre Tutea. Viata si opera
2. Zaharia Stancu - Jocul cu moartea
3. Mihail Sebastian - Orasul cu salcimi
4. Ioan Slavici - Inchisorile mele
5. Gib Mihaescu - Donna Alba
6. Liviu Rebreanu - Ion
7. Cella Serghi - Pinza de paianjen
8. Zaharia Stancu - Descult
9. Henriette Yvonne Stahl - Intre zi si noapte
10.Mihail Sebastian - De doua mii de ani
11. George Calinescu Cartea nuntii
12. Cella Serghi Pe firul de paianjen…
Creat de altmariusclassic Dec 23, 2020 at 11:45am. Actualizat ultima dată de altmariusclassic Ian 24, 2021.
© 2024 Created by altmarius. Oferit de
Embleme | Raportare eroare | Termeni de utilizare a serviciilor
Pentru a putea adăuga comentarii trebuie să fii membru al altmarius !
Alătură-te reţelei altmarius